会社員の社会保障を理解する|民間保険の前に知っておきたい制度
保険を考えるとき、まず理解しておきたいのが会社員の社会保障制度です。
日本では、会社員であれば自動的に社会保険へ加入・給与天引きされており、 病気・ケガ・失業といったリスクに対して、すでに公的な備えが用意されています。
健康保険|医療費の自己負担は想像より少ない
会社員が加入する健康保険には、高額療養費制度があります。
これは、医療費が高額になった場合でも、 月ごとの自己負担額に上限が設けられる制度です。
そのため、入院や手術で医療費がかさんだとしても、 何百万円もの支払いを求められるケースはほとんどありません。
傷病手当金|働けなくなっても収入がゼロにならない
病気やケガで会社を休まなければならない場合でも、 傷病手当金によって生活を支える仕組みがあります。
- 給与のおおよそ3分の2が支給
- 最長1年6か月
長期療養になった場合でも、 一定期間は収入が確保される点は会社員の大きなメリットです。
雇用保険|失業時の生活を支える制度
会社員は雇用保険にも加入しています。
雇用保険では、退職後に一定の条件を満たせば、 失業給付(基本手当)を受け取ることができます。
- 再就職までの生活費を補う
- 再就職を急ぎすぎなくて済む
- 職業訓練などの支援も受けられる
「仕事を失ったら収入が途絶える」という不安を、 ある程度軽減してくれる制度です。
以前は自己都合退職の場合は申請してから3ヶ月待機期間がありましたが、現在は1ヶ月に短縮されています。
それでも民間保険が必要になるケース
社会保障が充実しているとはいえ、 すべての人に民間保険が不要というわけではありません。
- 養う家族・子どもがいる
- 貯金がほとんどない
- 自営業・フリーランス
こうした場合は、死亡保障や医療保険を検討する意味があります。
社会保障を知ることが「保険を減らす第一歩」
民間保険は不安を減らすためのものですが、 社会保障を知らないまま加入すると、必要以上に入りすぎてしまうことがあります。
まずは、
- どんな公的制度があるのか
- どこまで守ってくれるのか
を理解したうえで、 足りない部分だけを民間保険で補う。
それが、家計を守りながら固定費を抑える考え方だと思います。


